瀬戸内市の図書館に行ってみました
16年8月4日 木曜日出来たばかりの、瀬戸内市立図書館・もみわ広場を鬼木のぞみ議員たちと訪問。
もちより
みつけ
わけあう という理念のもともみわ広場と名付けられた市民の市民による市民のための図書館というコンセプトがすみずみまで生きている図書館だと感じました。お話をしてくれた島田館長さんは、図書館愛の溢れる方で、私たちに説明してくれながらも、椅子の並びを直したり、館のすみずみまで目配り気配りしておられました。よりよく館を使ってもらおうという気持ちがこちらにも伝わってきました。デザイン的にもとても素敵で、木づくりと空間がほど良く、居心地のいい図書館でした。
一緒に行った方が、呼吸する図書館と感想を言われてましたが、本当にそんな感じ。
空間の取り方もよく、カウンター席の一列の利用者の姿は圧巻でした。
利用者の立場を理解して作られているからでしょう。
移動図書館も、この素敵な花柄の車で、高齢者施設などに回っているとか。
例えば回想法を実践する施設があるとそういう本を揃えて持って行くなど、ニーズにあった提供をしているそうです。
ただ、こんなにもがんばっているところが、もみわ広場と、長船、牛窓の三館合わせて5人の正職と5人の非正規の10人という体制だそうで。もう少しなんとかならぬか?と思いました。
子どものコーナーには隠れ場所的な読める部屋があったり、子ども用の小さなトイレや授乳室もありどの世代にも対応できるようにしてありました。
本棚の上にある説明文も、「子どもに寄り添う」「大人になって学ぼう」などニーズにあった説明文があり、ここも利用者目線が感じられ感動しました。
そして、文化の地産地消というコンセプトのもと、歴史的な土器や人形などの地域の歴史や文化とコラボしてる展示や場所が確保されていました。
その根底に、長い間、あきらめず市民のための図書館を!と運動して来られた市民の皆さんのアクションが続いていたからだということもよくわかりました。
12回にもわたる市民のミーティングでコンセプトや設計も変わったとの事。
これからも市民とともに成長する図書館になると思いました。
岡山市も図書館行政先進都市と言われており、長い市民運動が根底にあります、今日の学びを岡山市にも活かしていきたいと思いました。