分類: 視察報告

LGBTの研修会

15年7月6日 月曜日


「性の多様性と学校教育~〝ゲイ教員〟とカミングアウトした経験から~」と題したLGBT講演会に参加するため、福山市まで行ってきました

 講師はNPO法人「LGBTの家族と友人をつなぐ会」の真野豊さん、中学校の理科の先生です。、そもそものLGBTについての基礎知識から始まり、性的マイノリティの子どもの実態、学校教育がいかに、性的マイノリテイの子たちを受け入れる環境ではないということを、ご自分のお話もされながら、具体的なお話をしてくれました。

そして国連の潘基文事務総長が、LGBT差別解消をよびかけるメッセージ「時は来れり」の動画が紹介されました。あらゆる差別、暴力を撤廃しよう、LGBTのみなさん、けしてひとりではないとよびかけた、メッセージは感動的でした。

そして、真野先生とあとでご挨拶をさせていただいたり、福山市で活動している団体の学生さんとも知り合いになれたり、収穫の多い研修会でした。また福山市の日本共産党の市会議員さんもこられていて、参加者から日本共産党はこの分野の理解が寛容なのですねと言われ嬉しかったです。

さあ野原へ行こう!

13年9月15日 日曜日


土曜日は備前市でプレパークや青空自主保育をしているグループが主催した「さあ!のはらへ行こう!」の映画会に参加しました。

すでに20年鎌倉市で青空自主保育をされているところをドキュメンタリーで追っている映画です青空自主保育と言うのは、園庭も園舎もなく拠点はおかず、地域の山、川、海、野原、たんぼ、あらゆる自然が教室で雨の日も風の日もお外で保育をしているところです。3歳までの幼稚園に上がるまでの子どもたちを対象に、今日は野原、今日は海と、大胆な野外実践が繰り広げられます。
山歩きと言っても木が茂っているところをみんなで道を作りながら・・・途中この木の実は食べられるよ!とかみんなで発見したり・・・
20人くらいの子どもたちに保育士2人、後は保護者が当番で3人前後フォローで付きます、でもあくまでも見守るだけ・・・子どもたちが自分で危険を回避したり友達と助け合ったりする力を身につけさせます。

すごい!と思ったのは、男の子の中に自然と力関係ができ、6対1くらいである一人の子だけハネにしたりいじめたりということが続くのですが、そこにも大人は入らない。
ある日いじめられた子が「どうして僕だけ・・・」とみんなに真剣に泣きながら訴える、そこでいじめていたほうの子どもたちは理由も見つけられず、何も応えられず自分たちの理不尽さんに自分たちが気づき、誤らなければ・・・悪かったと自分たちで理解し、それぞれ自分の言葉であやまり理解しあう場面がありました。
子どもたちの力を信じる、保育の原点を見た気がしました・
備前市にもそういう保育をはじめたと言う若い園長先生とも面談、また現地を訪れることを約束しました、楽しみ!!

明石市の待機児童対策を視察!

13年8月10日 土曜日

明石市は公立の幼稚園の空き教室を民間の保育園の0,1,2歳児の分園とし保育園の待機児童対策にしている。
岡山市も公立の幼稚園の空き教室に、公立の保育園の4,5歳児、または民間の保育園という考えで地元調整を始めている。
なので・・・どんなふうなのか?観にいきまいた。

明石市の場合は民間の分園ということで空き教室の有効利用として、0,1,2歳児の受け入れ枠の拡大と言う意味では、こういう取り組みもあると理解できました。
しかし岡山の場合は、とにかく幼保いったいと言うことで4,5歳児を一緒に過ごさせる、そのために渡り廊下や給食室の整備をする、それがH26年度、
隣通しの部屋で幼稚園、保育園の4,5歳児をすごさせる、環境整備ができないままでも試行する、そして27年度からは子ども園としてスタートという
保護者にとってもわかりにくい、不安要素一杯のスタートをしようとしている。

明石でも実感しましたが、とにかく待機児童対策、官も民もそこに心を寄せる!それが大事だと思いました。
明石市の民間保育園の園長は経営者の頭のトップが増える中で、公としても福祉理念のアル認可保育園の経営者と、待機児童対策を考えるべきだとおっしゃっていましたがそのとおり。
そこを市がぶれると国の動きもあいまって大変なことになる!とおもいました。
しかし午前中は保健福祉委員会でしたが、なかなか現場をしらないトップで福祉畑の方はいらっしゃらないなかそういう理念論争は皆無・・・
ちょっと厳しい岡山市の現状をどうするか?やはり運動しかないですね!

明石市も社会福祉法人だと認可したら、パチンコ協会だったと言う保育園もあるそうです、企業進出、福祉畑以外の社会福祉法人化・・・
こどもをもうけの対象としか見ないところに保育事業の進出は許されませんん!頑張らなくては・・・・!!

感動の2日間が終了!

13年7月29日 月曜日


2日目の研修は午前中は児童養護施設における生と性の支援実践という分科会にでました。「赤ちゃんはどこから生まれるの?」など子どもに聞かれたらどう応えるか?などの複数の設問をみんなでロールプレイしながら答えを探し出す緊張感のアル授業を受けました。また絵本や道具をつかってきちんとした性教育も受け、私たちは模擬授業で中学生になりきって受けたのですが、精子の数や卵子の数など、そういえばきちんと私たちの時代は教えてもらってなかったナーと思いました。

この集会は昼休みもお弁当を食べながら聞きたい講師の話の部屋に行き講義を受けることができます。私は憧れのヒロシマの河野美代子産科医のお部屋に!

被爆と今のフクシマの実態とを照らし合わせながらの講義。先生も被爆二世なのですが、ヒロシマの原爆後、アメリカの調査委員会が入りいろんな実験や調査がおこなわれていたが日本には報告がなかったこと。今のフクシマも
国内では影響が少ないとか内部被爆は問題ないなど行っている東大の教授がアメリカには病状が出た人の数など報告していると言う実態も暴露されました。
本当に許しがたい御用学者たち、その経歴を調べると元東電の社員だったという人も・・・そんな有識者がはいっている政府の安全委員会なのだから信じられません!
河野先生は健康診断、甲状腺検査もあわせて被災者を受け入れるNPOを立ち上げて活動されています。

そして午後からの公立学校での性教育では、バッシング以降性器の名称もきちんと教えてはいけないとか・・・教科書もドンドン変わっていて後退している実態が示されました。
改めて運動にすることの大切さ
またこの会の先生たちが現場でいろいろ制限されながら工夫しながら事実を伝える授業をしている実態も報告されました。

得るものの多い2日間でした。

横浜市に行ってきました その2

13年6月14日 金曜日

2つ目に案内していただいたのは外からでしたが、株式会社の認可保育園です。電車の高架下で1分おきに電車が通ります、そしてその保育園の両方に車の走る道路がとおっており、命がけでお散歩に行かなければならない環境です。
私たちが現場で保育運動をしていたころは、国の最低基準が低すぎるということを問題にしていましたがこの最低基準も緩和をされ、こういう悪環境でも認可保育園なのです。
厚生労働省の規制緩和の適用をうけているからです。国はとにかくキャパを増やすことのみに力をいれ、保育の質はまったく触れず・・・しかも企業参入はもうかるなどという企業家も現れ・・・・人件費をおさえあるところでは1年ですべての職員が辞めたということも・・・・保育は錦を織るように丁寧に一本一本の糸を重ねて人を人間にするのです。という私が若いときに先輩からおしえてもらった言葉は死後のような横浜の実態でした。
岡山の庭の広い認可保育園を思い出し、絶対に後退させてはいけないと思いました。

横浜市に待機児童ゼロ!を学びに行ってきました。その1

13年6月14日 金曜日

横浜市に保育園の待機児童ゼロの取り組みを学びに行きました。
日本共産党横浜市議団の古谷市議にご案内頂き、まずは、鶴見区の駅ビルにある社会福祉法人がしている保育園を見学。
ビルの4階(構造的には8階)にある6ヶ月~就学前までの70人定員の保育園です。ビルの中にあっても屋上庭園や、砂場など工夫をされており、お散歩も毎日近所の公園に行っているとか・・・ここはJRから場所を借りているとのこと。社会福祉法人がしているので、職員会議や研修など努力されているし、栄養士も配置し給食もおやつも手作り、無農薬のお米を使うなど理念を持って保育士さんたちはがんばっておられました。
ただ非常時の時などは非常階段を下りることも大変そうです。
結局現場は頑張っているけどベストな環境を用意できない行政側に問題があると思いました。
横浜市は、とにかく待機児童を減らそうとこの間、駅前、駅地下などに認可保育園や横浜方保育室などを増やし、昨年だけで74箇所の新設。株式会社の参入、基準の緩和、算出法の変更などあらゆる手立てで減らしています。ただその決意がないと進まないのでそこは評価したいと思いますが、内容は保育に質の低下、環境も不整備という状況の中手放しで評価できないこともよく分かりました。
特に・・・株式会社の運営する保育園を次に外から見させていただいたのですが・・・衝撃的な環境でした・・・・続く!