- 06
- 8月
夏期セミナー2日目は分科会。午前中は電話相談のプロ、安達わか子さんの報告。電話相談は男の子のほうが多く、性について無知ゆえの相談ばかり。
女の子は電話して来たときは、もう行動を起こしたあと、妊娠したらどうしよう?という相談がほとんど。
それも無知だから。雑誌やネットにあおられて、ロストバージンを早く!と思っている女子が多く、何歳が適齢なのか?と本気で聞いてくるそうです。
相手も、自分も対等に合意したときがその時であり、しかしその時、相手を120パーセント好きとおもってても、変わるのはあたりまえ。大事なのはそのとき軌道修正できる力を自分が持てるか?と答えるそうです。
午後からは、広島で産婦人科を営み、若年の出産、育てられない
赤ちゃんの里親縁組、AIDSの啓発などがんばっている河野美代子先生。
いままで何度も、先生のお話しを伺いましたが、人生の集大成のようなお話しで感動。被爆二世として平和の大切さと、人権、性教育はすべて繋がっている活動だ、とすごい気迫を感じるお話し。日本にピルか認可されたのは98年、欧米から遅れて40年、子宮ケイガンワクチンが認められたのは100ケ国め。アフターピルが認可されたのは昨年六月、イラン、イラク、アフガン、ペルー、北朝鮮のラスト六か国の中に入っていたそうで本当に後進国。
認可はやっと、されましたがアフターピルは一回15000円という高さ。
イギリスは国をあげて中絶を減らすため公立の保健センターや学校の保健室では無料提供。スーパーで1500で買えるとのこと。日本は今だに避妊についてきちんと教えられず、ウソの情報かわ蔓延し、15歳以下の出産が09年から二倍以上。
ここに危機感を持ち、性教育は生命の教育と国も私たち自治体も責任を持たないといけませんね。
収穫の多いセミナーでした。