• 08
  • 6月

映画約束を見ました。50年前の名張毒ぶどう酒事件(18件の集落で、宴会のときに出されたぶどう酒に毒がはいっていて、飲んだ女性の5人が死亡した事件)で死刑囚とされた奥西勝さん、自白を強要され最初は罪を認めましたが、本当はしていない、無実だ!と・・・ 疑わしきは罰せず…というのは嘘なのか?弁護団が化学的証拠を何度出しても、再審を認めない裁判官。そういう人が出世している事実。腐ってる!と怒りでいっぱいに! だから橋下徹のような腐った法律家が生まれるんだ、なんておもいました。 奥西さんは無実の罪で50年も独房に。
許せません!

司法の世界で死刑が確定しているこの事件の主役をした、仲代達矢さん、もう仕事が来ないかもしれないという覚悟で受けたとか・・・しかし弁護団の科学的な調査などの資料で無実を信じ受けたとか。毎日毎日真剣に命をつなぐ独房の中で必死で生きようとする姿を胸に迫る演技で見せてくれました。
また無実を信じてひっそりと暮らす母親役の樹木きりんさんの演技もすばらしい。
そして希望は弁護団の若い弁護士の姿、何度も「不当判決」の紙を怒りで手を震わせながら、時には涙を浮かべながらみんなに報告する若い弁護士。この怒りで司法の世界をかえてほしい、真の弁護士の姿を弁護団の先輩から学んで欲しい!とエールを送りました。
そして、無実を信じ全面的支援をした国民救援会の活動家矢野さんの「しぶとくしぶとく生きましょう」と奥西さんを励まし、しかし本人は心筋梗塞で亡くなってしまったという無念・・・
もう、冤罪をつくってはいけない、先輩たちの生き方を少しでも学んでいかなくては!と思いました。奥西さんは今年で86歳、独房で頑張って生きています。何とか生きているうちに無罪を!みんなで支援して行きましょう!

シネマクレールでこの映画あったのですが、噂の看板猫ちゃんにも会えて癒されました。

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