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- 7月
全国人間と性教育研究協議会の夏期セミナーで京都に来てます。
「いまこそ科学として学ぶ。いのち・からだ・性~孤立化する社会の中で一人一人の人権を守る~」という大きなテーマで盛りだくさんの内容。
毎年参加していますが、毎年はずれのない!中身。
一日目は心理士の西沢先生の講義。
ネグレクトや虐待の背景に、その親も虐待や性的暴力を受けたことがあるという実態!の報告があり生々しいケース報告が続きました。
また実際に性暴力の被害にあいJRを相手にひとりで裁判してる里美さんの報告は、胸にせまりました。障害があるゆえまさか自分がそういう被害に合うとは思っていなかったという初めから自分を卑下していた人権感覚に事件にあって始めて気づいた。また障害があるゆえに抵抗できなかった、小児麻痺の後遺症で手足が自分の思うように動かない、その結果裁判では抵抗しなかったと言うことで、相手の加害が認められなかったと言う悔しさ。個別具体的な場面でより、女性差別、障害者差別など普段の生活の中に刷り込まれている実態がこういう事件で明らかになる、だからこそ闘い続けると言う里美さんにエールを送らずにはいられませんでした。
そして少年院で加害少年にむきあっている藤岡さんの経験など本気でむきあうなかでみえる育ちの背景など深い話が続きました。
初日からもりだくさん!おまけに
初日のとりは性教協感じの村瀬先生により「これからの性教育の中心は男子の性」という話、思春期の男子に聞いて欲しい話です。女子にも!!
随所にいのちをつなぐ営みの大切さが語られ性教育の真髄がこの集いには確認でおおいに励まされました。