- 16
- 12月
11月議会終了しました。今回は総選挙とほぼ日程が重なり、どうなるかと思いましたがどちらも手を抜かず、全力投球で5人の市議団力を合わせて頑張りました!!(自画自賛~~、今回だけは大目に見てね!!ホントにがんばったのですから(笑)
今議会で、どうしても認められなかったものは予算で3件、請願で1件でした。
1つ目は・・・マイナンバー制度施行に伴うシステム関連の予算。 ご存じマイナンバーは、日本で暮らす全ての人に12ケタの番号をつけ、
個人情報を国が一元的に収集、利用するものであり、個人情報の提供の禁止を原則としていますが公益上の必要があるときに提供できるとして利用の拡大が懸念されている。 個人の意思とは別に、個人情報が勝手に形成され自己決定権や権利も侵害される、また特定秘密保護法施工後、「適正評価」への個人情報提供に利用されかねないとの懸念を反対討論。 また今回の予算に計上されているマイナンバーのための地方公共団体情報システム機構の負担金について、本来は国の事業なので国の負担で行われるべきだが地方負担とされていること、機構の理事長の報酬上限が月額119万8千円という内容が適正か判断しかねると反対。
2つめは・・・幼保一体化整備事業の繰り越し明許費。これは平成24年12月に「岡山市の就学前教育、保育のあり方について」が成案化され、岡山市は認定こども園を主体に今後事業を進めていくという内容の方針が決定。その決定後すぐ幼保一体化の試行園として、中山・太伯・岡南・灘崎・御津金川の5つの幼保が選ばれたが地元調整に1年かかり、その後岡南だけ調整が長引いたこによる繰り越し明許です。
拙速な試行園推進に党市議団は当初から疑義を申しておりましたが、地元にしっかり説明をし子どもたちや保護者に負担をできるだけかけずに進めていくとのことで進められていました。しかしここへきて最大6か月も法令違反である三歳未満時の給食を外部搬入をすることが判明し、工期ありきですすめられていることを厳しく本会議や委員会で党市議団が指摘。その結果、まだ工事が進んでいない岡南幼保一体化事業の工事日程は
見直され外部搬入を極力少なくすることに改善されました。
拙速な試行をすすめ、子どもたちに負担をかけたこと、6億円もかけて、待機児童解消にどれだけ役立っているのか?の疑問がぬぐえないことと、保留児対策の抜本的対策は認可保育園を増やすこと、幼稚園での3歳児受け入れ、預かり保育の実施が一番だと申し上げこの予算に反対。
3つめは頑張る学校応援事業の予算です。これは 県が頑張る学校に100万円支出する事業で岡山市の学校も7校えらばれ700万円が支給されるという中身。選ばれる学校、選ばれない学校と差別すること、学校間格差が広がるだけとの理由で反対。たとえば、岡山市のある選ばれた小学校はその100万円で全員にタブレットを購入、同じ学区にある選ばれない学校の子どもたちは学校ではタブレットを利用することができないわけです。その2つの学校が同じ中学校に進むとなるとスタートラインから格差が生まれるのではないでしょうか?また党市議団の調査で、予算の出し方も自治体によってバラバラだということがわかりました。岡山市は市教委を通すので議会にも上程され議論ができましたが、浅口市では学校に直接だしています。笠岡市においては、学校に直接100万円が行きますが、そのうち30万円を市教委に上納しています。
現場の取り組みをないがしろにし、頑張る頑張らないと選別し差別するというこの県の頑張る学校応援事業自体が間違っていると反対。
以上反対したのは3件ですが、この委員会で議論になったことなどを追加報告します。
1・子ども医療費助成制度について。これは平成28年四月から給付対象の範囲が拡大されることとなりました。外来の助成について今まで小学校就学前までの対象で自己負担なしでしたが、小学校6年生まで対象者をひろげ、自己負担1割となる内容です。
無料化での年齢拡大をと議会前に1万筆を超える署名がだされ若いお母さんたちが直接市に要望をだすなど運動ももりあがっていました。今回6年生までの対象拡大は運動の成果です。しかし1割負担導入というのは県下では津山市だけで、県下の負担導入の動きを引っ張るのではないかとの懸念があること、6年生まで1割負担8,8億円、3年生までの無料化拡大は7,1億円、総医療費をみても小学校三年生まで上がっていきそれ以降は横ばいなので3年生までの無料化の方がよかったのでは?実施までに1年以上かかることの理由は?群馬県が県の事業として無料化にしたことで結果医療費も減りコンビニ受診も減っているということも紹介し論戦。こどもへの未来への投資であり、親のモラルや経済的なことは子どもたちには関係がなく子育ての社会化子育て支援のためにも無料化で拡大すべきだと訴える。市は1割負担は固定的ではなく情勢などの変化で考え直すこともありうると答弁。もっともっと無料化拡大の運動を引き続き頑張りましょう! 一部の自民党議員からは税金がどれくらいかかっているか親に知ってもらう必要があるとの意見も出ました。
2・子育て支援事業計画 12月15日からパブコメ開始 1月一四日まで
来年4月から施行される「子ども・子育て支援新制度」を実施するための事業計画素案が示されパブコメ募集中です。
これは30の提供区域に1以上の公立の認定こども園を残し、ほかは統廃合民営化という内容の保育の必要量等がしめされています。
また、小規模保育、子そだて支援センター、学童保育などの地域支援事業についても示されています。HPからもダウンロードできますが
各区役所、支所、公民館などでも資料をおいていますので是非意見をお寄せください。
3・障害者基本計画も見直しの時期。計画案がもうすぐ示され、1月下旬くらいからパブリックコメント募集となる予定です。
また詳細が入り次第お知らせします。
4・岡山市第6期高齢者事業計画・介護保健事業計画案 も 1月中旬から パブリックコメント募集となる予定です。
主な内容は
1・サービス量の不足について・・・・定期巡回・随時対応型訪問介護事業は事業差の参入意欲をたかめサービス提供体制を構築
居住・施設系全体で在宅生活が困難な高齢者を支えるための計画的な整備
地域密着型小規模特養は未整備の中学校区に対しての整備を。
介護老人保健施設の増床、認知症対応型共同生活介護も整備量が少ない日常生活圏域に整備
H28年四月から通所介護サービスは広域型と地域密着型に分かれる予定。
2・保険料について 第5期が5520円⇒第6期は6500円 との案が示された
今後これも1月中旬にパブコメの予定、サービスの拡充、質の向上、保険料の値上げ幅の軽減、低所得者対策など意見をあげていきましょう
5・国民健康保険について
今回も引き続き値上げをしないことや低所得者対策の議論を党市議団としては行いました。これも2月ごろ運営協議会が開催される予定ですので傍聴にもおいでください。引き続き値上げストップの署名行動にご協力を!
以上報告でした