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河川法の改正で住民の意見を基本方針や整備計画に聞くしくみができたことを受け、住民からまずは考える組織を立ち上げようと、今日は全県から吉井川流域の住民が参加し、立ち上げる準備会のための学習会が我が西大寺で開催された。
講師はなんと元国土交通省の職員で苫田ダム工事事務所長や長良川河口堰事務所長等を歴任され今は退職し淀川水系流域委員長をされている宮本博司さん。
お役人のときは理屈で理解していた整備事業を、長良川の河口堰の現場を肌で感じ、目先にとらわれず、生態系、住民の文化、歴史、コミュ二テイ、景観など暮らしの問題として考えなくてはいけないと実感したとのこと。
今日のお話で私自身も、まずは現場を肌で感じること、そして賛成や反対も含めいろんな意見や立場の違いをこえしっかり話し合うこと、災害は防災でなくどうやってしのぐかと言う現実的な減災の考え方を持つことなど腹落ちすることがたくさんあった。
また、役人を理屈で変えようとするのは無理、いかに心を打つかを考えてほしいということも妙に説得力がありました。
今国は、旭川流域から意見を聞く会をしています、しかしただ、聞いたということで終わらせないようにやはり日頃からの住民の組織が必要です。
今日の主催者を中心に流域委員会を立ち上げることが確認されました。
今日のお話のような活動は、粘り強くこまめな活動が必要です。
とにかくまずは一歩踏み出そうよというのが今日の会です。
そういう意味で大成功の集会でした。
08年3月31日 22:48:40
奥津町の人々をあれだけ苦しめた苫田ダム。河川法の改定で、これからはダムのごり押しはもうなくなるのでしょうか?それにしても宮本さんの語った官僚の本質=論争では負けられないプライドがあっても、感情をもった一人の人間という側面もあるということには、「なるほど」と思いました。
08年3月31日 23:32:58
坪中さん、コメントありがとうございます。宮本さんも淀川では住民本意の長期的な視点をもった計画をと、市民主導の流域委員会で話し合いを重ねておられたのですが
なんと行政が示した案は、「ダム必要論の計画」だったそうで、これから運動を再構築と言っておられました。
住民主導の組織があってもこういう結果なのですから、岡山みたいに行政主導の意見を聞く会のみして、シャンシャンと済まそうとするところでは、声を聞いたというアリバイ工作だけに利用され中身にまで今のままでは反映されないと思います。
だから
住民主導の組織が必要なんです!!またお力をお貸しくださいね!