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- 4月
西大寺中央通のたばこやのおばあちゃん。いつもお邪魔するたびに新しい自作の歌を紹介してくれる。
今日も後期高齢者医療制度廃止の署名を持っていくと、「書くよ!書くよ!嫁にもかかせるよ!」と協力してくれ、話に花が咲く。彼女の歌の明るさとユーモア、時に哀愁のある一つ一つを読むとこちらも元気になる。
新作は「王子様 時は流れて おじいさま」
「夫恋し いきていれば 米寿です」「死にたいと思うがめしのうまいこと」
この明るさがいいのです。いつもちょっとだけ・・・といいながらお茶飲みながら話し込んでしまいます。そういえば昔こどものころ近所にもこういうおばあちゃんがいていつ行ってもニコニコお話聞いてくれ、『帰るね!』というと
決まってちり紙(ティッシュ)にお菓子を包んで「持ってお帰り」と渡してくれた。「ありがとう、また来るね!」大きく手を振る私。いつもここにくるとこどものころの思い出と重なりホッとします、そうそうそういえばそこも「タバコや」だったような・・・入り口がタバコ屋で奥に菓子パンを売っていた小さなお店でした。ここも入り口はタバコやですが奥に売っているのは菓子パンではなく「西大寺名物笹の葉煎餅」なのでした。
子どもの頃からおとなになっても「タバコ屋のおばあちゃん」は私のふるさとなのです。