• 01
  • 7月

蟹工船 漫画党の青年支部で「蟹工船」のお勉強をしている。漫画からのほうが入りやすいのでは?と漫画を読んでもらって、私が解説し話を深める・・・・というはずだった。なのに・・・・・なかなか話が深まらないのである。そのうえ・・・・ここか?っていうところに反応する。予想外の展開。「たとえば一回目のストライキで失敗するところ」に「やっぱりむずかしいなー」と言う感想。

とか、職場の人間関係などの精神描写がないと言う感想。

そこで、「この話には、主人公がいないこと、なのにたくさん出てくる人間の中で、名前がついているのは3人、権力の象徴である監督の浅川、行方不明になった雑夫・宮口、そして寝たきりで死んだ・山田・・・・その意味は・・・」など話したつもりだったが、「ふーん」って感じで、あまり反応がなく、会が終わると「もう読んだからいいです」と本も置いて帰る若者達。

その姿に、ちょっとおばちゃんはショックだったのでした。本っていろいろ人の話をきいたり、いろんな経験でまた読み方や感じ方がかわる物、せめて持って帰ってこれからのバイブルにしてほしかったのですが・・・

あーーーーなかなか人育ては難しいなーーー!!「私の話し方が、悪かったのか?漫画だからかな?」など家に帰って、この私がお酒ものまず落ち込んでしまった。その姿をみて息子2人が

「その人達って(青年支部)、人に誘われたから、党員のこどもだからってただなんとなく党にはいっとるんじゃない?だから響かんのじゃ」と長男。

「おかんも、自分は感動しとるから、一方的にその感動をべらべらしゃべったんじゃろ、そりゃーひくわ」と次男。

「じゃーどーしたらええん!!」と、べそカキの子どものような私。

「わいも今の会社にただ、なんとなく入ったけど、新人研修で、会社のよさ、社長の本気さ、そして一緒にやろうと自分に向けられた期待などいろいろ感じ

まじにならんといけん!とおもったんじゃ」と長男。

「そういえばあの子たち最初の教育もあんまりできてないかも?それに自分が党員としてどう生きるかなんてせまったこともなかったわなー」と私。

「最初が肝心なのと、あとはやっぱり僕だったらお客様に鍛えられるわなー経験でいろいろ・・・」と長男。

「そうじゃなーあの子達はまだ経験もないわ・・・そんな子に解れと言うのがむりだったわ」と私。

やっぱり若者のことは若者に聞くのが一番じゃ!ちゃんとディスカッションできる我が子達に感心しながらも、やっぱりまだまだ上から目線で指導と言う立場になっていた自分に反省をしたのでありました。

長々と書いてしまいましたが、人を育てると言うことは自分をそだてるということよなーーーまだまだこのおばちゃん、修行が足りませんので、みなさん長い目でみてよね!!

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コメント4通

  1. 大野 さんからのコメント:

    身につまされますね。
    自分の経験やいまの職場の状況に照らし合わせて、少しずつ理解を深めていくものだと思っています。
    半世紀以上前の場面でも、今にも通じるものがあるのだから。
    「資本論」と同様に。
    失敗の教訓にこそ、豊富な内容があると思いますよ。
    矛盾に目をそらさない人なら、真実と法則をつかみ、立ち上がることが、きっとできるはず…
    私は楽観しています。ともにがんばりましょう。

  2. その青年支部の一応支部長の山崎です。 さんからのコメント:

    6.29はお疲れさまでした。会議行けなかった分際で言うのもなんですが…

    僕からしたら『なんだそのくらい』って感じです。

    やはり会議にしろ学習にしろやるなら、事前に打ち合わせなり必要だなぁ…と昔から思ってましたが、最近また強くそう思います。

    今までそういう打ち合わせとかもあまりできず、行き当たりばったりでその結果を結局みんなでダメ出ししてたら、何をしてるのか、何がしたいのか、どうしたらみんな満足するのか分からなくなって、そんな活動に嫌気がさしてました。

    まだまだ色んな不満が盛り沢山ありますが、どうせ活動するなら楽しみつつ、自己満足にとどまらず、結果を出せるように活動できるようにお互い努力していけるなら、なるべく会議とか学習参加するように僕も頑張りますよ!

  3. 竹永みつえ さんからのコメント:

    コメントありがとう。
    今回のことは私自身への反省であり、だからけして参加者へのダメだしとかではないので誤解なく。もちろん若者達の行事や会議を傍から見ていたら、準備段階から結構大変そうだナーと思うことはたくさんあります。(この前のピースキャンドルもね・・・)

    でもそれは、その当事者たちでしっかり話し合って、あなたのいう自己満足のとどまらず形になるよう知恵を絞れる仲間に、お互いが何かに取り組むたびになっていけたらいいですね。

    今回の会はそういうことでなく、事前準備ということですむような次元の問題では有りません、もっともっと深くものごとを見たり考えたりすることができるまでの
    育ちを若い人達に党が保障できているか?という深い問題だと私は思っています。お互いの努力と言う以前に、せっかく党に入ってきた人達に、生き方としてとらえてもらうまでの教育が組織的に必要だと言うことと、彼ら自身の問題としてはまだまだ経験不足かなーと言う感想を書かせていただいただけなので、
    けしてダメだしではありません。

    テクシー支部の名前のように一人一人が自分の足でゆっくりでもいいので前に歩いていきましょうね!なんて堅い話になりましたが

    まあぼちぼち楽しく行きましょう!おちこみのところの表現は私流のおおげさな比喩的文章表現になっているので、あまり気にしないで下さいね。

  4. 清水 博 さんからのコメント:

    人と自分のあり方難しいものですね。
    講義を重ねるたびに反省・反省です。
    自分の経験から講義をしても何処までみんなに理解されているのか?
    蟹工船はだいぶ昔に読んだ覚えがありますが、現在の障害者達の置かれている現状からも共感できるものを感じます。

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