- 04
- 8月
一日目の夜は、織茂 秀子さんの一人芝居「旅人打鈴(ナグネ タリョン)」もオプションでありました。
在日韓国人二世の織茂さんがライフワークとして演じている作品で元慰安婦の女性が主人公のお話。日本軍の掃除や洗濯をするだけだからと村長さんに言われ、家族のために日本に行った若き女性たちの行き先は日本の長野県の松代大本営の仕事をする日本兵の慰安婦だった。
一日30人以上もの男性を相手にさせられ身も心もボロボロで迎えた終戦。やっと日本に帰れると乗った船で、やはり何もしらない家族には言えれないと一緒に行っていた従姉妹と投身自殺をするが一人だけ生き残り日本で行き続けてきたハルモ二が当時を回想し語り続けるお芝居。
私は松代大本営に行ってきたばかりだったので、あの景色と彼女の語りがぐいぐいと心に迫りました。事実を突きつけられて・・・さあどうする?といわれたようなお芝居です。