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14日の金曜日、子どもと教育・くらしを守る岡山県教職員の会の役員の方々と教育長に「全国学力・学習状況調査の中止のお願い」という要望書を提出。
教職員からは結局このテストが現場では役に立っていないこと、特に学校の評価・個人の評価につながり競争をあおのではないか?また、個人情報すべてを一部の企業(ベネッセ)がすべて把握できることへの危惧、そしてマニュアルどおりの実務をこなさなければならないことと結果に基づく研修やプラン作成など教職員への負担が増えたことなどを訴え160億円もの国費をつかって行なう必要がまったくないことが語られた。
特に、子ども達に向き合う時間が減りパソコンと向き合う時間が増えたことはほんとうにつらいと切実に訴えられた。しかもそんなおもいまでしたのに「朝ごはんを食べている生徒は比較的成績が良い」「読書週間のある児童生徒は学力は高い」という文科省の総括の結果はわざわざテストをしなくても教員なら普段のかかわりでずっと以前から把握していたことだと、お怒りでした。
対応した指導課長は昨年の決定の経過を、「市教委としても無条件に賛成ではなく時間をかけて議論し賛否も分かれたが改善の要望を県を通じて国にだすことで実施を賛成した」と話されました。
また教育長も「この春まで現場にいたものとしてこのテストがいいかどうかというと問題があると思うし、都市間競争、学校間競争に結果がなると趣旨は異なってくるので市としてどうするか、するのであれば結果をいかす方法で主体的に判断したい、今日の要望書を教育委員にも伝え検討する」と市教委としてきちんと議論すると答えてくださいました。
教職員の会の役員のみなさんは、「先日同じ内容で倉敷市に要望をだしたが、倉敷はもう参加するという結果が先にありきで昨年もなんの議論もせずに決めたというから岡山市のほうがまだ自分達の頭で考えようとしている、こういうことを教育長に直接に訴える機会があってよかった」との感想を言われ30分ほどの懇談をおえたのでした。
私もこのことをうけとめ文教委員会でしっかり議論しようとおもいます!
08年11月15日 15:03:08
戦争とは、自分が傷つくことを忘れ、他人を傷つける、人間の最もおろかな行為です。
経済戦争(利潤追求)の戦士たちは、受験戦争をつくり、子供たちを戦士だと思い込んでいます。そして、子供たちを、愚かな経済戦争に巻き込み、勝ち組、負け組、で分けることしかできない大人を創っています。
子供の豊かな心、子供の未来を大切にして欲しい。数字や順位で、子供たちを区分けせず、「伴に幸せ築く」心の人間の教育をして欲しい。
『人間とは、伴に幸せ築く権利と義務を持つ動物です。これは、個々の欲望で行動する他の動物と明確に区別せねばならない。』
経済戦争も、受験戦争も、人間同士のすべての争いは、人間と他の動物との区別が付かなくなります。