• 30
  • 11月

イチョウ岡山県警主催の「犯罪被害者等支援講演」を聴きに行きました。記念講演があの山口県光市の18歳の少年による母子殺害事件の被害者の家族である本村洋さんだったのでどうしても聞きたくて・・・・あの残虐な事件の経過とその後の想像を絶する裁判にむかう彼の闘い方が本になっているのですが、それを読んでいたということもあり参加しました。まったく反省もない加害者の手記を読んで、命を大切にする性教育の重要性や被害者の2次被害、3次被害の防止など課題の多さを突きつけられた気がしたから。

今回は自分の事件のことより、その後全国犯罪被害者の会をたちあげ社会に働きかけていくことを生き方とし、そして被害者の声をとどけるべく活動しているということを語られました。たとえば裁判では被害者や家族は傍聴するだけで意見を言うことができない、同じ場所で意見を言えるしくみを!

また行政には被害者が気軽に行ける相談窓口をなどが語られました。

この事件をとおして、本村さん自身が社会に働きかけるということを学んだと語られた。特に、事件後無気力、うつになり裁判を闘う勇気も出なかったとき辞表を会社に提出すると上司が受け取らなかったという話は胸にせまった。

仕事はできる様になるまで無理しなくてもいいが、この裁判を闘おうと決意したときに、あらゆる人や社会に働きかけることになる、その時君は「社会人たりあれ」と・・・・・

労働者として納税者としてきちんと物をいうべきだ、そしてそうできるまで君を守るのが上司の仕事だと言ってくれたというお話でした。

犯罪被害者の権利を確立するのが僕の仕事だときっぱりいいきる背景にはいろんな方々の支えがあったからでしょう。

こういう本当の被害者支援ができるか、社会が問われていると思います。まず、行政としてできることを考えなくてはいけません。

» コメント大歓迎です。トラックバック も受付中です。

コメント1通

  1. yonago2 さんからのコメント:

    このような社会的事象にも関心を寄せ、積極的に足を運ぶみつえさんの行動力に学ばされるところ大です。

コメントをお願いします