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全国女性シェルターネットが主催したDVアドボケーター養成講座が2月28日(土)、3月1日(日)と2日間にわたって岡山県男女共同参画センターであり、参加しました。
アドボケーターとは、弁護する、養護するというアドボケートの定義であり、当事者にそった仕事をする人という意味。一日目は、全国女性シェルターネットの事務局で、札幌で「女のスペースおん」というシェルター活動を長年されている近藤恵子さんが講師の基礎講座、午後は、東京で女性の家HELPをされていて、外国籍の女性の救済をしている大津恵子さんの女性と子どもへの支援という内容でした。
お二人とも数々の実践をこなしながら、実際にシェルターサポートは女性への暴力の根絶をゴールとする社会変革活動だという立場で、実際に政府と交渉したり、政策提言をおこなっている力強いとりくみをされていて、話を聞くだけで勇気が出るような感じ。
また近藤さんいわく、こんなに大変なことをしている自分のセルフケアを忘れないで!
「美味しいもの食べて、いい空気吸って、休みはわりきってとろう!」ということも参加者を励ました。
また2日目は京都でフェミニストカウンセラーをされている井上魔耶子さん。数々の性暴力裁判で被害者の証言などのサポートをされているお話は、男社会がゆえに解決までの長い道のりが手に取るように解った。今までのカウンセリングと大きな違いは、問題を外在化するのがフェミニストカウンセラー。被害者は悪くないと明言することだとのことはあらためて、この問題はジェンダーの視点がないと解決できないことだと実感できた。
最後は、参加者でグループトーキングと、この三人の講師がそろってまとめをするという、贅沢な中身でした。課題は山ほどあるのだが、なんだか登るのは恐くない!とおもわせるような講義でした!