- 29
- 3月
?
昨年末、亡くなられた岡山県地域人権運動連絡会の石岡克美さんを偲ぶ会があり、参加させていただきました(3/28)
1963年、まさに私が生まれた年に、専従になられたとのこと、46年間、この道一筋という方でした。
昔からの活動家にしてはソフトで、私たち若い者にも上から目線ではけしてなく、同等の立場で優しく穏やかに接してくださり、私はこの方の密かなファンでした。
しかし、いざ闘いの先頭に立たれると、厳しく鋭く理論的で・・・・だからと言ってワンマンプレーはけしてされず・・・・・今日のみなさんの追悼の言葉を聴いていると、すごく学ぶことが多く、本当の意味でのオルガナイザーだと感心しました。
もっともっと生きている間にいろんなことを聞いておけばよかったと悔やまれてなりません。
実は・・・私、若い頃、本気であの秋田の劇団「わらび座」に入ろうと思っていたころがあり、そのころわらび座のオルグのFさんを尊敬し毎日のように、たまりに通っていました。
その時学んだオルグの心得と今日の石岡さんの生き方がだぶり、私の青春も蘇りながら、原点を思い出したような気がしました。独特の秋田弁でFさんが、「オルグっていうのは、相手の生活の場に入り込んで組織しなくちゃならねーんだ、だからまず、相手を尊重すること、どんな人か、どんな暮らしかまずこっちが受け入れなけりゃ、誰も心ひらいてくんねえさ。だども開いてくれたらこっちのものさ、そんときはぶれずにしっかり組織する・・・・けして上から出なく、あら?あんたいたの?ってくらい馴染んで、みんなが主体的になるのを待つのさ・・・・そのみきわめがプロなんだよ」って
いつも日本酒片手に(女性の方ですが・・・)語っていたFさんのようになりたいと、いう初心を思い出しました。日本酒片手に!はすっかり見習っていますが、中身はまだまだ・・・たくさんの先輩達の生き方に学び、また次に伝えるという大きな仕事、私にはまだ荷が重いです。先輩達!!できるだけ長生きしてくださいね!!