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- 4月
政令市以降後、あらたに業務開始となったところなどに、20日の月曜日、市議団として視察にまわりました。
まずは、子ども総合相談所。今まで県がしていたいわゆる児童相談所の業務を岡山市がおこなうこととなりました。保健福祉会館の中にできました。
県のときよりもじゃっかん、体制は厚いそうですが、経験不足の職員も多くまだまだこれから!という感じ・・・・それでも市独自でできるということで、職員のみなさんの意欲が感じられました。そして一時保護所もそこから徒歩8分のところに新設されました。
25人定員で個室、私たちが要望していたグランドも確保できていました。
被虐待児が多い昨今、心理的ケアのできる職員が不可欠です。またそのあと、岡山市唯一の児童養護施設「善隣館」にもお邪魔しました。
児童相談所からの措置児童をあずかっています、ここも被虐待児が多く、措置優先となるために、結構ニーズのあるショートステイが活用しにくいという課題がみえました。またとにかく建物が古い、建て替えが必要です。
また児童養護施設は3歳以上18歳未満ということで、3歳までの乳児院という施設との連携もかかせません。と、いうことで、岡山県内唯一の乳児院、旭川乳児院にも視察に行きました。ここも被虐待児、若年出産という入所理由が多く、今の社会的な問題が感じられました。そして少子化と言いながらそういう背景ゆえにニーズが高く、常に満員状態、県下1つでは足りないということがよくわかります。社会保障費のなかで児童福祉にかかわる予算はたった7%というから、児童福祉の遅れがこういうところに響いていると実感。たくさんの宿題をいただきました。
最後に、岡山市北区に新設された土木農林北分室も視察。一宮、津高、高松、足守、御津、建部の市道、県道、河川、公園等の維持補修、舗装、農道、ため池当の整備補修、境界道路占用などの業務が行なわれます。2人で2つの旧支所の仕事を受け持つという大変な状況です。業務を遂行する設備もまだまだ大変そうです。
まだ地元の方々は、落ち着いていないようだからと要望を持ってくることを遠慮しているようだとのこと。
本格稼動をこれだけの職員ですることとなると、心配です。
走りながら、やるしかないという状況の中フル回転してくださっているみなさんに、頭が下がります。「体壊さないでね」というしかなく・・・・実際に稼動していく中で実情を伝え体制補充をもとめるしかないですから・・・!!