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- 6月
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DV防止サポートシステムをつなぐ会の10回目の総会に参加しました。
思えば10年前、初当選させていただいた頃に、男女共同参画基本法ができ、岡山市でも条例やセンターの設置、またDV被害に被害についての啓発・防止をと、この会が誕生したのでした。あれから10年、今度は性暴力禁止法をつくろうという運動に発展しています。そこで今日の総会では
性暴力の実態を岡山県警の高槻氏より報告をいただき、川崎医療福祉大学の鈴井江三子氏から、研究されている被害実態と社会の状況を報告していただいたのでした。
特に子ども時代の性的虐待の被害の多いという深刻な報告がありました。
2000年の調査では110人に一人がもっとも深刻な強姦や強姦未遂にあっている、6,4人に一人の女子、17,4人に一人の男子が性的虐待をうけているという調査の結果です。その背景にはメデイアでの過剰な女性の性の商品化や、男性優位の社会などが関連することも報告されました。
10年前、実は、議員になったばかりの頃、レイプのご相談があり、勇気を持って相談してくださった被害者の方と警察に行き、女性の人に事情徴収してほしいとお願いして対応してもらったのですが・・・結局初期対応は女性がしてくれても調書をとるときは男性の刑事さんしかかかわれず・・・・結局調書の段階で2次被害、そして家族にも「ふうがわりい」と止められ、被害届けをとりさげてしまい、私も無力さに悔しい思いをした記憶がありました。
今日の質疑応答のときも、警察にそのしくみができているのか?という質問も他の方から出され、私も全く同感で聞いていました。
警察の方は、女性で対応し、臨床心理士などでケアするしくみもできていると答えられており、10年経って、市民の運動が、こういうことも動かしてきたんだと実感できました。それにしても、性暴力は、被害者が責められるという矛盾は
いつになったら消えるのでしょう。まずは法制定ですね!!