- 05
- 7月
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素敵な出逢いとは・・・
矢掛町の本陣どおりにある、遊び心の美術館・古意庵の坪井館長ご夫妻。
下調べもせず、きままな女性たちの旅ですから、この名前にひかれ、そしてこの蔵の趣に惹かれるように入ってしまいました。
中は、さながら「なんでも鑑定団」で見るようなお宝ばかり。嘉永5年の蔵は三層の棟が一体となっています。この蔵の梁とかをみるだけでも素晴らしい!作品は一つ一つ素晴らしいのですが、あまり詳しくないのでよくわからない・・・・一通り見たあと、受付のおじいちゃん(失礼しましたこの方が館長さんの坪井さんでした)が、「江戸時代の隠居部屋も見ますか?」と声をかけていただき、ついていくと・・・・
なんとそこは、本物の囲炉裏のある、館長さんご夫妻のプライベートゾーン。
囲炉裏の湧きたてのお湯で煎茶を入れてくださり、いろんなお話を聞かせていただきました。二人とも80代というのにとても美男美女で品があり、お話も粋であっという間に時間が過ぎました。特に1000点以上あるお宝を、なんでも触らせて見せてくださるのです。
館長さん手作りのカタログから「これが見たい」というと出してくださるのです。私たちは本物の江戸時代の印籠や、とても綺麗な墨や、なんと日本に初めてビールが販売されたときはビール瓶が備前焼だったとか?それもしっかり触らせていただきました。あとから、それは、?百万だよーといわれドキドキ。館長さんいわく、本当にいいものはみんなで楽しまなくては、だからここでゆっくり触ったりいろんな話をしたり・・・・見るだけでなく数倍もたのしめる美術館にしたかったのです!との思いも聞かせてくださいました。
何回でもいきたくなるし、またこのご夫婦にも会いたくなると思います。夕方までには岡山に帰らなくては行けなかったので、後ろ髪を惹かれる思いで失礼しました。
また会う日まで、お元気でいてくださいね!!