- 08
- 10月
岡山市議会9月定例市議会の閉会日で、議員定数の48人に削減する議案が新風会〔保守系最大会派〕から提案された。しかし、異論はあっても議会代表者会議でひとまず52人定数ということが話し合いの結果、全会派一致で決まっていたのだ。
なのに、今なぜ、48で提案してきたのか?日本共産党岡山市議団は、こんなに広くなった岡山市でより市民の声を届けるためにはこれ以上の議員削減はあってはならないと、現状維持の53を主張。しかし何度も代表者会議で議論をつくし、ひとまず52が全会派の一致できる数字となったので、我が党も52に妥協したわけです。そして議会にかかわる予算を削減というなら、報酬をまずさげるべきと、開会日にはかられた、議員報酬削減議案には賛成をしていたのです。
それが今までの議会のルール、代表者会議は議論を尽くし、全会派一致が原則、決まったことは従う。今回の新風会の動きはルール無視であり、ましてや副議長と議会運営委員会の副委員長を選出している会派として、その役目を逸脱する行為ではないでしょうか?我が党市議団は、田畑団長が異例の質疑を行い、提案者である三木議員が答弁に立ちましたが、なぜ今なのか?説得力のある答えがなかったです。
市民の声を聞いて議員削減のほうが行革の効果があるとの理由でしたが、それならば、この議会では、代表者会議の決定に従い、また改選前にでも提案すれば削減について議論することは可能なのに・・・・・
そもそも、議員の定数は区割りの定数も含め政令市になったと同時に決めておかなければならない性質のものなのです。〔万が一の急な解散などによる選挙に対応するため〕
あわてて政令市になった、その出発点から問題でしたが、今回の動きの元には市長選挙や、議長会派との複雑な心情も絡んでいたようです。
どちらにしても市民には議会の中のことはわかりにくい話ですが、ルールは守り民主的な開かれた議会にしていく必要があります。
閉会日では賛成多数で〔新風会以外全会派一致)で53の定数条例が可決をされました。