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  • 4月

日本共産党中国ブロック主催で「日本の農業の再生を考えるシンポジウム」が4月29日(木)岡山県総合福祉会館で開催され340人以上の人が集いました。パネリストが多彩で、新鮮でした。

まず、JA岡山中央会の農業振興部長山本さんから、今の政府の所得保障についての現状を話されました。全国一律の基準額が問題だとのこと。JAの方がパネリストで参加してくださったことが画期的!

そして我が東区で、NPO法人化にして農業をされている農業委員の岡崎三千男さん。

障害のある方を25人も雇用して有機栽培や低農薬農業に挑戦していることが

語られました。福祉の農業の連携というのがとても新鮮!

そして、市民生協ひろしまでは、農業法人の事業家までにいたる、研修の話や、地域とのかかわりなど元気な報告がありました。

消費者としても生産までの過程を知ることがあるとの意見が印象的でした。        

また、日本共産党の紙智子参議院は我が党が提案したばかりの新しい農業政策にふれ、新規就農者支援法の制定など担い手の確保・育成に国をあげて取り組むと述べました。また低すぎる補償の水準、放置される米価の暴落、転作作物への補助の削減、輸入自由化と一体、農業予算全体を削減し、必要な予算を切り刻む新しい政権の政策を批判しました。

そして再生のためには国民的共同、連帯、運動で再生を実現しようと力強く語られました。会場とのやり取りの時間も持たれ双方向の参加型のシンポジウムで楽しかったです。

いろんな団体と国民との共同、連携が5月の若芽のように育っているような気がした元気の出る集会でした!

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コメント1通

  1. 尾形秋彦 さんからのコメント:

    例えば、「石炭産業」のように、主要な産業でありながらも、消えて行った産業があります。「農業」を「業」として考えれば、これは「石炭産業」と同じ運命を辿っているのでしょう。いわゆるグローバルな構造変化、国内産業の構造変化。極端に云えば、このクニ全体が、「中山間地域」化しているわけです。
    「業」としての「農」の歴史は、たかだかここ数百年のことにすぎません。(石炭に至っては数十年)。
    「業」を切り離し「農」だけをとりだせば、ヒト人類滅亡の時までありつづけるでしょう。「業」のことだけを論議せず、文化としての「農」の論議を期待したいと考えました。
    昼寝をしていて、「たいへんだおくれっちまう」と不思議のアリスみたく、駆けつけた者の感想でしかありませんが。

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