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  • 12月

11日の土曜日は、岡山中央福祉会の経験交流発表会に参加しました。毎年、元同業者としては、興味深い内容で参加するのを楽しみにしていました。

今日は特に、記念講演がきのこ老人保健施設のバリデーションテイーチャー・岩村和子さん。バリデーションケアとは認知症の高齢者を対象にしたコミュニケーションのスキルで、アメリカのナオミ フェイルさんが開発し、スウェーデンで広まったもの。  認知症をなおそうとか、症状を改善するのではなく、生涯発達理論を根底に、目の前の高齢者の人生最後のステージでの奮闘を認め、受け入れるというスキルであり、感情をうけとめるという、意識改革が介護者に必要です。講義はワークショップで、高齢者になりきった岩村さんをどう受け止めるか?

また隣の方とペアになって、共感、会いコンタクト、アクテイブリスニングなどのスキルを練習しました。これは相手が高齢者に限らず、どんなかたにを相手にしても相手を人間として受け止めるというスキルを身につけてコミュニケーションがとれると、人間関係もスムーズなのではないか?と思いました。

日本ではまだテイーチャーの資格のある方が少ないらしいのですが、私も時間があれば

習いたいと思いました。相手を否定も肯定もしないことは結構難しいですよね。

そういえば、いつも会話をしていても、人のことを決め付けて解説するように話す方は多いですよね。私にもそういうところあります。人生のやり残した宿題をぶつけているのが最後のステージ。という考え方はとても深いものがあります。あっという間の2時間

たっぷりバリデーションの世界に浸り満足の学習会でした。

午後からの現場の発表は毎年「血が騒ぐ!」のですが、今年は他のお仕事があり聞けなくて残念!!

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