• 26
  • 6月

VSCO岡山(犯罪被害者支援の会)と岡山市の共催で

「犯罪被害者を考える市民の集い」~聞いてください性犯罪被害者の声~が開催されました。

記念講演は、自身も性犯罪被害者でありカミングアウトして活動されている、フォトジャーナリストの大藪順子さん。性犯罪被害者が被害にあったあといかに自分らしく生きられるかという視点で、被害者の写真を撮り、写真と講演をされています。彼女はアメリカで被害にあったので、被害者のためのワンストップ救援センターや、加害者も20年の判決がおりるなど、日本とは全然違うシステムが確立されていることに

救われたとのこと。

日本で被害にあったPANSAKUさん(ミュージシャン)のPANさんもカミングアウトして活動をされていますが、病院や、警察の対応、行政の窓口などでの

二次被害の現状も赤裸々に語られまだまだ日本は遅れていると実感しました。

岡山市は政令市でいち早く「犯罪被害者支援条例」を立ち上げたと、今日は局長さんからの報告もありました。

あとは、ワンストップで支援できる拠点がほしいとVSCO岡山の方の報告もありました。

シンポジウムで、PANさんが言われた、どんなにシステムが整っても、センターという立派な箱物が出来ても、被害者を受け入れる社会、被害者の心のいたみに寄り添う人が育成されないと

回復できないという言葉は、これからの大きな課題だと思いました。

私も、今回の個人質問で取り上げる予定です。

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コメント1通

  1. 野良通信 さんからのコメント:

    この問題、この話題に出会う度に、戸惑いを覚えるのは何故だろうと考えました。この半世紀、男女の片割れのオトコとして生き延びてきて、おまえは、公明正大に加害者でなかったといい切れるかと自らに問う時、無かったとする自信が無いからです。
    この問題のひとつの核心は、明らかに、暴力、暴行であるケースにおいても、性犯罪の場合に、暴力、暴行の要素が軽減される、時により無視される。この事ではないでしょうか。むしろ、訴えられなければ、少々の強要は許されるのだという法の外の共通感覚。
    行政、議会、司法、警察、軍隊、はまづ自らの心の中を覗いてみたほうがいい。
    その上で、加害者に罪を償わせ、被害を受けたヒトを全力で守り、救さいすることは、どんな犯罪でも当然の事です。

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