- 08
- 7月
① 個人質問の成果
東日本大震災後,防災計画の見直しを我が党代表質問で科学的見地を入れて見直すことを提案しました。個人質問では地域の防災力を中心に私は訴えました。
避難所、福祉避難所、食料の提供など民間との協定が必要なことを訴え、各町内会が民間との
協定を結びやすくするために、市がマニュアルをつくるとの答弁を引き出しました。
また介護保険法が改正されたことについて、軽度のかたがサービスの対応からはずされることを問題にし
市としてサービスの低下をさせないことを求めました。今、高齢者のアンケートをとり、どういうサービスが必要か
把握し落とさないように努めることを約束させました!
②反対したもの・・・・
ファジアーノ練習場 会計の不適正処理 工場の緑化率の緩和
・ファジアーノ練習場・・・・東区政田の岡東浄化センターの空地に、サッカーコート3面、駐車場、クラブハウスが
市の体育施設として整備され、ファジアーノに優先使用させる施設の予算がこの議会に
総事業費8億のうちの2億1千万円が計上されました。そのうち約2億円は、サッカー協会の
補助金をつかう、残6億が市の負担になる予定です。
岡山市はスポーツ振興計画もつくっておらず、プロスポーツ、市民スポーツの位置づけもあいまいなまま
なぜ、サッカーだけ?公平性が問題です。また民間の協力をといいながら財政計画もないことに、
疑問を感じ、反対しました。もちろん!ファジアーノは大好きだし大きくつよく個人的にはなってもらいたいと
思いますが・・・・税金ですから!!
・会計の不適正処理・・・国庫負担金の使い方が役所内で慣例で、日付が年度をまたがっているものとか、
実際買ったものと領収書がちがうなど不適正な処理をしていたことが国の会計監査院から指摘をされました。
その指摘を昨年の11月に受けて内部に調査委員会ができ、たくさんの部局に渡って蔓延していたことが
中間報告されました。その結果、今回の議会の補正予算では3件75万円が国に返還されることになりました。
すでに2月議会では1480万円も払っています。
民間では考えられない!ことです。しっかり反省し二度とおきないようにしていただかなくては!
市民の税金で償還されることは許されないと反対しました。
・工場の緑化率の緩和・・・工場の緑化規制を20%から10%に引き下げる条例改正について反対しました。地球温暖化防止のため
緑の必要性は、今だからこその課題です。また岡山市は水と緑の庭園都市をめざし、緑のボリュームアップ事業まで
力をいれています。この緩和措置は時代に逆行しています。よって認められません。
③定数削減し、少数精鋭議会で議会でいいのか?
今回の議会は代表質問でも個人質問でも超党派で議会改革に触れる方が多く、議会でも代表者会議や
議会運営委員会以外に、議会改革の議論をする検討会もたちあげられ、これから議論がスタートというところでした。
しかし、その歩調をあわさず、政隆会という14人の最大会派と無所属の松島議員が、9人削減の43人の定数削減を提案。
私たち日本共産党岡山市議団は、林議員が代表で提案者の政隆会に質疑をしました。
森脇議員が答弁にたちました。
林議員は市民が議員が多すぎると思っているのは議会の仕事や議員の役割をわかっていないから、まず知らせ役割を解ってもらう ことが大切、コスト削減なら、報酬削減や政務調査費、海外視察を削減すれば9人分の報酬とかわらないくらいコストは削減できる。
質を高めるなら一問一答など議会質問の方法も変えていくべきなど、少数精鋭すれば質が上がるのか?など
聞いていきました。
森脇議員はブラッシュアップすれば少数で十分との答弁、そうなると議会の多様性が失われる。今の岡山市議会は
元国会議員や、自営業、元教員、保育士・・・年齢も29歳から70代まで、多様性が発揮できるすばらしい議会ではないか?
と討論。
その後議会運営委員会に議論はもちこまれ、ここでもそれぞれの委員の質問に政隆会が応えるという異例の委員会になり
それは活発でおもしろい議会になりました。
最終的に、私たち以外は定数削減を公約にかかげてきた議員ばかりなので否決するのは・・・と継続審査に決着。
本会議ではこの継続審査に賛成、反対の4人の立場の方が討論。おもしろい議会となりました。
しかし提案者の政隆会はそれではおさまらず、共産党市議団は、定数維持で立場はぶれず、質疑もしてくれたが他の議員は
定数削減を掲げてきたのに質疑もなく、継続審査は許されないと、記名投票で継続審査に賛成か反対かを投票することに。
結局定数削減に我が党市議団も賛成をし、賛成者が多く 継続審査となりました。
いつもなら、午前中でおわる最終日が夜の7時近くまでかかりましたが、活発な議論が出来たことと、我が党市議団の立場と奮闘が
はっきりと伝わった議会でした。
④ 太田武正議員の辞職勧告決議を採択
公職選挙法違反で逮捕・起訴された太田武正議員に対する辞職勧告決議案を政隆会と
日本共産党岡山市議団が共同で提案しました。
市民ネットの羽場頼三郎議員が推定無罪と決議をあげても辞めさせる効力がないことを理由に反対討論に立ちました。
決議をあげることは、公明正大が求められる選挙で現職議員が逮捕・起訴されたことについて、議会としての意思表示です。
辞めさせる効力の有無が問題なのではありません。市民ネットの一部の方と太田議員の所属会派明生会が反対しましたが
賛成多数で採択されました。
11年7月8日 2:11:29
ONIで拝見しました。「政隆会」の提案は理由が貧弱でした。「行財政改革・他の政令市との比較・連合町内会からの陳情」それらが柱でしょうか。いずれも-9の根拠に乏しい。選挙公約に定数減を言っていた議員が政隆会以外にいたとすれば論議に参加すべきだったでしょう。
連合町内会は、事務局を市に丸投げしておいて、おまけに報奨金1億4千万円を毎年貰いながら「行財政改革・議員定数減」を言うとはお笑いです。
継続審査に本気で取り組まないと議会は、おかしな行財政改革論者に食い荒らされ、市民に見捨てられる事でしょう。
ご活躍を期待して。
11年7月8日 9:03:54
竹永議員と岡山市議団の頑張りが大変よく伝わってきます。引き続きのご奮闘を・・・・・。