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- 10月
「Tさん、できることがいっぱい増えましたよ、生活にも見通しがもてるようになったし、なにより笑顔が増えた!」久しぶりに里親ボランテイアをしている私は里子のTさんに会いに行きついでに学校の参観もしてきました。Tさんは私とおなじ44歳、でも重度の知的障害があるため生まれたときから施設で暮らしています。
私が旭川荘を退職するとき身寄りのない彼女の里親ボランテイアをひきうけたのです。そして養護学校高等部に重度の障害の方の入学ができるようになったのは最近のこと、Tさんもはれて高校生となり学校に通いだしたのです。
Tさんは、知的レベルでいうと1歳半?2歳くらい、やっと自我がめばえ自分のしたいことなど目的を持った行動はできますが感情のコントロールをじぶんでするのは難しく、噛んだりたたいたりといういわゆる問題行動の多い施設では対応が難しいタイプのかただといわれていました。また長い施設での生活ゆえか、人への不信感もある方だったのです。
それが一対一の教育をうけ、集団の中に入れ、彼女なりに成長していることを参観日でみて感動しました。障害がおもかろうとやはり教育は必要だし人として大切にされていることが実感できるということはとても大事なことなんだとあらためて教えられました。
なかなか思うようにボランテイアに忙しくていけませんが私のためにも貴重な時間となっています。Tさんありがとう!(写真は学校の様子を一枚のパネルにしてくださったもの、プライバシー保護のため顔を隠していますのでご了承ください)