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  • 6月

 

独立行政法人・原子力研究開発機構がホームページで「放射線・放射能を夫婦げんかに例えた場合」というイラスト入り「解説」を載せていましたが、批判をうけて「表現が不適切だった」として昨日付けで削除しました。

問題の「解説」は、妻がこぶしを振り上げて怒り、夫が苦虫をかみつぶしているイラストを描き、

怒って興奮している奥さんそのものが『放射性物質』

「怒鳴り声を上げてしまうような奥さんの“興奮している状態”『放射能』

「奥さんの“怒鳴り声”『放射線』」…。

これが、「女性(主婦)の視点」でわかりやすく解説しようとしたものだったそうです。

そもそも、なぜ「女性(主婦)の視点」で解説したかというと、同ホームページは「社会調査によると、女性は男性に比べ、原子力の技術的な情報に対する理解度や満足度が低い」からだ、と説明していました。

つまり、女性は科学情報に弱く、原子力についてむやみに不安がっている、だから正しい知識をわかりやすく教えてあげましょう、それで放射性物質を、夫を怒鳴るヒステリー妻に例えてみました…という、なんとも二重三重にお粗末な発想。

福島原発事故より前に掲載され、事故後もかえりみられることなくそのまま載っていたのが、抗議の声で削除、という経過もまたお粗末です。

削除したのは当然のことですが、これの何が不適切だったと認識したのか。本当の反省はあるのでしょうか。

今、女性たちは(もちろん男性も)、みずから放射能について、原子力について学び(政府は安全神話しか教えてくれなかったから)、原発はもうやめよう!と立ちあがっています.

(日本共産党子育てブログより)

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コメント2通

  1. 大野 さんからのコメント:

    同感です。
    なんと、お粗末な。
    こんな水準で、多額の税金を投入し、
    「安全神話」を振りまいていたのですから!
    「原発ゼロ」へ向かわなくては!

  2. 野良通信 さんからのコメント:

    掛け違ったボタンは最後まで掛け違う。センスがない。それだけでは済まされない。ここには、「異性に対する蔑視」があるな。それもこれは歴史的に間違って来た認識を踏襲したものだ。
    今朝、オリンピック絡みのテレビを見ながら、「オンナは自転車に乗ったらダメ、長い距離は走れない、まして、物をぶん投げたり、相手を組み伏せたり、走りゴッコに勝ったらヨッシャー!」そんな事、ここ千年、オンナ自らも「私出来ません。」とオヨヨとしていた嘘の「メッキが剥げて」このザマだ。とつぶやいていたら。つれあいは、御託はもういい、私は仕事に行く、早く車を出せ!だって。「メッキ」など最初からしてないヒトは関係ないか。

    「独立行政法人・原子力研究開発機構」関係者の奥さんはどう思うのだろうか?何も問題ないと思う。のだとすれば「メッキ」は剥げても「麻痺」は残るのだということだろう。

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