分類: 市民運動
感動の2日間が終了!
13年7月29日 月曜日
2日目の研修は午前中は児童養護施設における生と性の支援実践という分科会にでました。「赤ちゃんはどこから生まれるの?」など子どもに聞かれたらどう応えるか?などの複数の設問をみんなでロールプレイしながら答えを探し出す緊張感のアル授業を受けました。また絵本や道具をつかってきちんとした性教育も受け、私たちは模擬授業で中学生になりきって受けたのですが、精子の数や卵子の数など、そういえばきちんと私たちの時代は教えてもらってなかったナーと思いました。
この集会は昼休みもお弁当を食べながら聞きたい講師の話の部屋に行き講義を受けることができます。私は憧れのヒロシマの河野美代子産科医のお部屋に!
被爆と今のフクシマの実態とを照らし合わせながらの講義。先生も被爆二世なのですが、ヒロシマの原爆後、アメリカの調査委員会が入りいろんな実験や調査がおこなわれていたが日本には報告がなかったこと。今のフクシマも
国内では影響が少ないとか内部被爆は問題ないなど行っている東大の教授がアメリカには病状が出た人の数など報告していると言う実態も暴露されました。
本当に許しがたい御用学者たち、その経歴を調べると元東電の社員だったという人も・・・そんな有識者がはいっている政府の安全委員会なのだから信じられません!
河野先生は健康診断、甲状腺検査もあわせて被災者を受け入れるNPOを立ち上げて活動されています。
そして午後からの公立学校での性教育では、バッシング以降性器の名称もきちんと教えてはいけないとか・・・教科書もドンドン変わっていて後退している実態が示されました。
改めて運動にすることの大切さ
またこの会の先生たちが現場でいろいろ制限されながら工夫しながら事実を伝える授業をしている実態も報告されました。
得るものの多い2日間でした。
性教育はいのちの教育
13年7月27日 土曜日全国人間と性教育研究協議会の夏期セミナーで京都に来てます。
「いまこそ科学として学ぶ。いのち・からだ・性~孤立化する社会の中で一人一人の人権を守る~」という大きなテーマで盛りだくさんの内容。
毎年参加していますが、毎年はずれのない!中身。
一日目は心理士の西沢先生の講義。
ネグレクトや虐待の背景に、その親も虐待や性的暴力を受けたことがあるという実態!の報告があり生々しいケース報告が続きました。
また実際に性暴力の被害にあいJRを相手にひとりで裁判してる里美さんの報告は、胸にせまりました。障害があるゆえまさか自分がそういう被害に合うとは思っていなかったという初めから自分を卑下していた人権感覚に事件にあって始めて気づいた。また障害があるゆえに抵抗できなかった、小児麻痺の後遺症で手足が自分の思うように動かない、その結果裁判では抵抗しなかったと言うことで、相手の加害が認められなかったと言う悔しさ。個別具体的な場面でより、女性差別、障害者差別など普段の生活の中に刷り込まれている実態がこういう事件で明らかになる、だからこそ闘い続けると言う里美さんにエールを送らずにはいられませんでした。
そして少年院で加害少年にむきあっている藤岡さんの経験など本気でむきあうなかでみえる育ちの背景など深い話が続きました。
初日からもりだくさん!おまけに
初日のとりは性教協感じの村瀬先生により「これからの性教育の中心は男子の性」という話、思春期の男子に聞いて欲しい話です。女子にも!!
随所にいのちをつなぐ営みの大切さが語られ性教育の真髄がこの集いには確認でおおいに励まされました。