2月議会個人質問
3月3日、個人質問に立ちました。大きく3項目。
一つ目は西大寺中心市街地活性化について。西大寺地域中心市街地活性化協議会の意見集約がまとまり、旧東区役所跡地について、「内容は、文教・子育て施設・土地は売却・手法は民間公募」という結果となりました。その結果に基づき今後どうなるのか?という視点で質問しました。市は西大寺のまちづくりを重要課題として位置づけ、市と区役所と連携しながら活用方針等をまとめる動きを表明。H27年度中に跡地活用方針をまとめ、H28年度にプロポーザル(公募)の要綱をまとめるとのこと。活用方針や要項は区役所で作るならば、しっかりサポートを!と要望しました。
2つめは公共施設マネジメントについて。今後の財政負担も含め岡山市公共施設等マネジメントに関する基本方針が出されました。今後、計画策定に向けて、公共施設の複合化などの計画を作る段階で、市民への情報公開、参画を求めるよう要望。市は公民連携に努め、民間との意見交換を重要視し、3月中に経済団体や大学などの関係者を含め、PPP交流広場を開設すると答弁。
3つめは、女性と子どもの貧困について
子どもの貧困は、社会的養護の必要な子どもたちについてを中心に質問。厚労省が5年に1回、社会的養護の必要な子どもたちについて調査をしています。その結果児童養護施設で暮らす児童約3万人のうち59.5%の18000人に虐待された経験があるとの結果がでています。
今後、個々の立場に立った支援を行おうとするのであれば、施設ケアから、里親、ファミリーホームのケアにシフトすべきと提案。
市が主体的に取り組んでほしいと要望しました。
女性の貧困は、DV被害者への自立支援についてを中心に。今までDV被害者への自立支援、ステップハウスへの補助金としてH23,24年と2年間国の交付金が、民間支援団体に、年400万円出ていました。しかし今はシェルターの運営費として、ほとんど家賃補助で年65万円のみです。
民間シェルターは公設の施設では受け入れにくい、障害のある子どもさんを連れた方や、思春期の異性の子ども連れの方など複雑多様な支援をしています。行政だけでは支援できないことがはっきりしています。
岡山市はDV被害者支援に関しては全国で先進都市と言われていました。
1997年、日本女性会議が岡山で開催されたとき、行政主導型運営から女性市民参画型運営に転換し成功、その後、会派を超えた女性議員と市民が協働して、センター設置、条例制定、プラン策定の3本柱を推進。他都市が2007年の法改正時にセンター設置がされたのに岡山市は2004年にいち早く設置。さんかく条例にも、岡山市の独自事業として緊急一時保護、ステップハウス機能、自立支援がきちんと規定され、職務被害の2次被害防止や人材育成、民間支援団体の援助も定められているのです。
なのに、最近はそのことが薄れているのでは?とこの項目を質問しました。
今回、局長とやりとりしていても、ここの部分の認識のずれがはっきりして残念でした。
同じく先進都市と言われている鳥取では、スタートした時期の知事だった片山さんが「現場の皆さんからじかにいろんなことを伺う、徹底した現場主義、被害者の実態状況、どんな支援が必要か何が足らないか?皮膚感覚で理解でき、政策化、予算化していった」と述べていますが、岡山市にはこの姿勢が最近足りないのでは?ないかと、質問して思いました。
というかこの、岡山モデルといわれていた岡山市のとりくみと、片山知事の談話を再質問でしたかったのですが時間切れ・・・
20分は短い!!